
これから使用する方や今使用してる方にとっても参考にしていただけたら幸いです。眼圧が高くて悩んでる方は非常に多いですが、一緒に頑張って症状を少しでも抑えていきましょうね。

・ルミガン点眼液0.03%
・コソプト®配合点眼液
・アイファガン点眼液0.1%
・グラナテック点眼液0.4%
・点眼の値段はいくら?
・1回の診察料の費用
・年間かかる医療費について
・目のくぼみ
・吐き気やだるさ
・充血
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緑内障の私が実際に使ってる目薬をご紹介!
緑内障や高眼圧症の方は目薬が手放せません。なぜなら、眼圧が高い程視神経を痛めてしまう事になり、視野が狭くなっていき、失明の原因になってしまうからです。
それほど私達罹患者にとっては、命と同じくらいに重要で手放せないお薬です。
では、実際に私が使っている点眼薬と私が感じた注意点についても、一つずつご紹介したいと思います。
今回ご紹介の目薬は、たくさんある眼圧を下げる目薬の中でも一部ですので、主治医とご相談して自分に合った物を使用しましょう。
ルミガン点眼液0.03%
眼内の圧力を下げて、緑内障の方に用いるお薬です。防水と呼ばれる眼の体液を減らします。
主成分は【ビマトプロスト】です。
まったく用途は違いますが、ビマトプロストの副作用でもある、まつげが伸びる・濃くなる成分を逆利用して、最近まつ毛美容液などにも用いられています。
◇注意点◇
点眼の色素が濃いので、目の周りが色素沈着を起こす事が報告されてますが、私は差した後に眼の周りを綺麗に拭くと、そんなに黒ずみ等は感じません。
コソプト®配合点眼液
コソプト®配合点眼液は、トルソプト点眼液とチモプトール点眼液の主成分が一つに配合された薬剤です。
緑内障・高眼圧症患者の眼圧を下げ、視野の悪化を防ぎます。
◇注意点◇
このコソプトは差した後に眼がしみます。薬液が鼻や口などに流れないように、点眼後1~5分ほど、まぶたを閉じて目頭を軽くおさえてください。
薬剤の効き目が高まり、全身性の副作用の軽減につながります。
アイファガン点眼液0.1%
アドレナリンα2受容体に作用し、房水の産生を減らします。また、ぶどう膜流出路からの排出も促進して眼圧を下げます。
主成分は【ブリモニジン酒石酸塩】。
私はこの点眼の使用感は、すっきりとしていて効きも良いです。
◇注意点◇
この薬を使っている間は、眠気、めまい、目のかすみなどが起こることがあります。自動車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
グラナテック点眼液0.4%
Rhoキナーゼという酵素を阻害することで、眼圧を上げる要因となる眼房水の排泄(流出)を促進させ、眼圧を下げる作用を表します。
私は以前までは使っていたのですが、使用後の充血が酷すぎて真っ赤になってたので、よく職場の人から『目赤いけど大丈夫?』と言われてたので現在は使ってません。
◇注意点◇
点眼をすることで眼の血管をひろげるので、結膜充血がでることがあります。その際は主治医に相談してください。充血は約90分程で収まってきます。
眼圧下降剤の費用は高額です。。
次に毎月かかる医療費についてお話します。
私達のような慢性的にお薬が手放せない方にとっては、毎月の固定費となりお薬代もバカになりませんね。
特に目薬の中で眼圧を下げる点眼は、他の抗アレルギーの目薬などに比べてとても高額です。
なんと10倍~17倍程も薬価が違います、、。
1年間で10万円以上かかる場合は、高額医療制度を利用しましょう!
点眼の値段はいくら?
それでは、先程ご紹介した4つの目薬は、薬局でもらう値段がいくらになるか解説したいと思います。
- ルミガン点眼液 =698円
- コソプト®配合点眼液 =501円
- アイファガン点眼液 =453円
- グラナテック点眼液 =453円
ちなみに、抗アレルギー点眼である【フルメトロン点眼薬】の値段は40円です笑。
これを聞くと値段の違いが一目瞭然ですよね。
私は、毎月3種類を2本ずつ処方してもらうので、調剤料も含めて約5,000円程(※3割負担)を支払っております。
1回の診察料の費用
眼科の診察料については、検査項目によって結構値段が違ってきます。
例えば、視野検査やレザー治療などを行った場合は1回で5,000円程負担しなければなりません。
通常の診察【視力検査・眼底検査・角膜写真・色素検査】等、もちろん人によって症状は様々ですので、診察には違いがあります。
あくまで私のような緑内障と網膜剥離の患者の場合。通常時の診察料は約2,000円程です。
これに半年に1回視野検査を行うので、その場合はプラス4,000~5,000円程かかる事になります。
年間かかる医療費について
以上を踏まえて大まかですが計算してみますと、、
薬品代 5,000×12=60,000円
診察料 2,000×12=24,000円
視野検査 5,000×2=10,000円
年間合計 94,000円
さらに私は、皮膚科でアトピーのお薬も大量にもらってますので、これの倍くらいかかってます。
いや本当に健康が一番です。
副作用について
副作用については、人によって感じる人もいれば感じない方もいますが、お薬を使用する上で必ず知っておかなければいけません。
私も眼圧が高くなり始めた初期の頃は、吐き気が半端なくて、吐き気止めを飲んでいた事もありました。
その他にも実感した副作用についてお話します。
目のくぼみ
何年か前から瞼の上の方がへこんでいる事に気付きました。
最初は網膜剥離の手術を何度もやったので、その影響かなぁと思っていたのですが、どうやら目薬の影響のようです。
ただこればっかりは、途中で目薬を止めるわけにもいかないので。
ですが調べてみると、目薬を変えたりやめたら治った方もいる様ですので、少しでも点眼の回数を減らす事が出来れば、改善の余地があるかもしれないので、ちょっと色々とこれから試していきたいと思っています。
吐き気やだるさ
吐き気やだるさは多くの方が経験あるかと思います。
βブロッカー(チモプトール、ミケラン、リズモンなど)では、全身的な副作用が多く、狭心症、不整脈、喘息などを悪化させることが良く知られています。
充血
眼圧下降剤を使い始めたばかりの方は、充血やかゆみ、かすみなど感じる事があると思いますが、しばらく使用してると緩和すると思います。
私は今でも充血やかゆみはしばしばあるので、これも副作用の一部だと思ってます。
併用してはいけないお薬
緑内障には禁忌とされている全薬剤21,311剤のうち1,330剤あり、全薬剤の6.2%が存在します。
大きく分けてステロイド剤と抗コリン剤については、眼圧が上昇する傾向が記されてますので注意が必要です。
特に抗コリン薬の成分は、副交感神経の作用から散瞳作用が起こります。
例えば鼻炎薬や感冒薬、睡眠薬、気管支拡張薬、心臓の薬等多岐にわたりますので、他の病気のお薬を飲んでる方は、必ず主治医に併用可能かどうか相談されて下さい。
まとめ ~一生手放せないから~
今回は私が使用してる点眼薬と医療費について語ってきました。
もちろん症状によって、使用するお薬も費用も違いますので参考程度にされて下さい。
特に緑内障の方は常に眼圧が高い状態ですので、簡単に手放す事は出来ないし、おそらくずっと差し続ける事になるとは思います。
ですが、治療法も進歩しておりレーザー治療や手術が可能な場合もありますので、主治医と常に相談しながら、改善していく事を願っています。
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。